アウランガンバード / エローラ

12月 30, 2023

アウランガンバード / エローラ

すごい話しかけられる…！有名人にでもなった気分で、歩いてるだけで握手を求められては、最初は魔女宅のキキばりに”日本人の第一印象を大切に…！”とか思って、おージャパニーズだよーと楽しく写真を撮ったりしてたのですが、それが毎回ジロジロと見られてってなると、もしかして、こりゃあ見せ物的なんじゃなーい？ってかなりうんざりに。男の子の若者グループは完全にちゃかしやがっておりますね。小学生の低学年くらいまでが、ドキドキしながら声かけてくる感じでかわいい。

トゥクトゥクのおっちゃんも商売っ気が強かったので、断って、移動してる際に見えたキリスト墓地が気になり、のんびり静かに過ごそうと次の日は教会へ。

クリスマスの日ってこともあって、人も多く訪れてましたー…

と、ものの5分といないうちに、ここでもやはり声をかけらてしまい「日本で働きたいんだー日本人の友達もいるんだー」と1時間近く。あー静かに過ごそうかって思ってたけど、これはこれで楽しいひととき。話しかけられると、つい話してしまう私なので…本当は静かにしたいのよ、それに今日なんてクリスマスでみんな大事な日なんだしねー。

アウランガンバードは、長年行きたかったエローラ石窟来訪目的で降り立ったわけですが、

なんという人人人、人人人の人人人。実はこの日が偶然にもインドのホリデーで三連休だったのかな。クリスマスだからでしょうかね。みなさんも同じ観光目的で来ててもうごった返しまくり。

チケット売り場から並んでから入るまでに、またしても親子に「息子は日本に興味があるんだよー」と、話しかけられながら、割り込まれながら30分近くかかりました。

なぜトークンを1つ1つやるんだー手売りなんだー(来場者が取り残されないのをチェックするためとは思いますが) ってびっくりなローテクで、オンラインチケットを買ってた人もスキャンが上手くいかずだったりも。

ってか、アウランガンバードのみなさん、フレンドリーすぎる！！なんで？宿でもみんなで盛り上がってるし、きっと他人同士なのに部屋で家族みたいにつるんで喋ってるし、空港でサンダルが壊れたを見ると「新しいの買わないとね！」と、声かけてくるし。超絶フレンドリー。日本人な私は、日本ではフレンドリー？な方な気がしてましたが、全然の全くの見知りですね。

目的のエローラは全部ちゃんと見たら6時間はかかりそうですが、一番上まで上がる人はそこまでいないようで、ヒンドゥー教からのジャイナ教の世界は素晴らしい体験でした。夕焼けの光が差し込む時間が最高っぽいので、やっぱり近くのカイラスホテルに泊まるのは、時間を忘れて素敵な時を過ごせそうです。

上がるたって、そんなにハードじゃない道をゆっくり歩いても30分かかりません。全てひとまずスルーして上まで歩けば、15分くらいでしょうか。

その素晴らしさというのは、ここにいた人の記憶が見えるんですよね。なんか当時の人がどうここで過ごしていたのかが見えてくるってゆうか。観光地化されている場所なんだけど、確かにここに人がいた空気感とけっこう古臭い匂いがあって、祈りの場所としてまだ生きているというか。

大抵、神社とかそういうスピ系なところへいろいろ行くと、なんかここじゃないなー？と、メインの裏側へと回ると、あっここだったんだねぇ。と、落ち着く場所が見つかるのですが、ジャイナ教の石窟はどこも落ち着きました。

ヒンドゥー教の石窟では、イスラムのムガル帝国に宗教戦争で爪や皮膚を剥がれたりして殺されてしまった王様のストーリーを通りすがりの若者が急に教えてくれたわけですが(気になって調べてみたら、きっと亡くなった生娘のためにタージマハルを設立して資金不足になった後の、アウラングゼーブ政権の時に、ムガル帝国の領土を広げていった時の話のようですね…!? そこからシク教が生まれたのか…なるほどー ) 、言葉にすると陳腐なのですがそんなヒンドゥー教徒の信仰する場としての荘厳さを感じましたね。。。すっごく荘厳です(言葉って陳腐！)。人が作り出してたものなのに、人の域を超えて繋がってる場というか。

ってかやっぱり驚きなのは、何世紀もかけて岩を削り出して作ったってところですよね。。。全部が1つの大きな岩山。途中で、これは何か崩れたりしないのか…と怖くなる時もありますが。

エローラは、シヴァ神 / ナタラージャに惹かれてから、個人的にもう10年以上も前から行きたかった場所なので、ここには書く必要がないくらいな個人的な思い出となりました。たくさんのシヴァに出会えてよかったです。ってか、アンジェリーナ・ジョリーがあの格好で、どこかを走ってる感じですよね。是非、キンタローにやってほしい。