歯医者で思うこと

「開けてくださーい」と、言われて口を開けてしばらく止まっていると、

開けている状態と締めている状態が時々よく分からなくなる。

脳からの「開けてー」の命令が伝わって筋力で開けているのだけれども、

もしかして、閉めちゃったりするんじゃないかと。

そんなことを考えていると、引っ込めておこうともせずとも、

引っ込められている状態でいる舌が不思議に思えてきて、

変に舌の存在を気になりだしてしまう。舌を出したら、

歯を削っている器具に当たって、舌切り雀みたいなってしまったら・・・・!

動かないようにしなきゃ・・・・!と、変な想像をグルグルしていつもたどり着くのが、

 「そうか。ポンペイの人になればいいのだ。」と、

固まってしまった人になりきる。

「こんな状態でも、歯を治してくれるなんてありがたや・・・」と、

歯医者に行くと、私はポンペイの人になったりしてます。          



ポンペイは実際に見た行ったことがあるのですが、

日本語をおじいさんに持つ、同じく観光で着ていた高校生の集団に声をかけられて

喋っていたらあっという間に時間が過ぎてしまって。

今ならば、もっとちゃんと見たい・・・!!と、ホントそう思います。

火砕流は恐ろしいものです。

歯は今日で無事に完治しました。

少々、面倒だった歯医者も、もういかなくて良いとなるとちょっと寂しいものですね。

ポンペイに行きたいと思っても、

今のご時世なかなか行けないと思うと、俄然行きたくなるものです。

そんな時の脳の反応が、行っちゃえ!という答えを出しちゃう時も、

なきにしもあらずだな・・・と考えると、歯医者で止まっているのが

やっぱり難しいなーなんていうことを思ったりします。





 











人気の投稿