窓から見える遠い世界



割と窓から外を眺めるのが好きなのですが、窓から見える風景を見ているとき、
同じ世界ですが、何か別の世界を眺めているようです。

ちょっと、ふと思い出すのは
十和田美術館、ハンス・オプ・デ・ビークのロケーション (5)。

http://towadaartcenter.com/collection/location-5/

そこはまぎれもなく美術館なのですが、その展示室の作品の中に入った瞬間に、
アメリカのレストランにワープしたかのように、もう、ここは変わってしまったんです。

窓には旅のような、そんな作用があるかと思います。
窓で庭を眺める。それも、実際に庭を歩くこととは違う、
こことは違う世界を楽しんでいるような。

例えば1時間ちょっとしか離れていない場所でも、
「旅をする」と決めて動いていると、いつもとは違う世界にいるような。

夜景をキレイだと感じる日もあれば、
自然を求めている時には、ここが海ならば・・・と感じる時もあり。
例え、実際に遠くに行ったとしても、何も遠さを感じない時もあるような気がします。

ならば、窓を眺めているだけでも、
そこはもう遠い世界にいるような気にもなってくるのはとても不思議なことです。





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