「アートの森deピクニック」No.5

対話型鑑賞,VTS,ピクニック,アートギャラリー,

外でお花見ピクニックしたい・・・!と、思えるほどの桜満開陽気の4月5日。
リトアニア出身の映像作家ジョナスメカスと、高橋恭司の写真作品を
お集りのみなさんでおしゃべり鑑賞しました。

対話型鑑賞,VTS,ピクニック,アートギャラリー,

アートギャラリーを気軽に感じられるピクニック型アート対話鑑賞会。
ジョナスメカス作品の中の人物が「どんなこと言ってそう?」と、
1人1人、人物の表情や状況をよーーーく見て想像しながらアートカードゲーム。




「またねー」  「えっ100円?」 「見て!」「17時までにやっといてー」
どれも1人だけでは感じられないコメントだったのですが、
不思議と、 そう言われてみるとそう言ってるように見えてくる・・・。

自由に見ると「またねー!」だったり「これ17時までにやっといて。」
という身近な上司を思い起こさせたり、
周りは都会でビルだから何かインタビューを受けているような
状況のようにも見え、良い意味でアートをちょっと忘れて・・・?
そこから、実際はどうなんだろう・・・?という
関心が自然と出て来たりするんですよね。

jonasmekas









ジョナスメカスは映像作家であるので、カードゲーム後に、
J・Fケネディの妻ジャクリーンであることをお伝えして
ウェブ上にあがっている実際の映像作品をさらっと鑑賞。
 
jonasmekas  http://jonasmekas.com/diary/

上の写真の瞬間は、ケネディ暗殺後に子供達がふさぎ込まないようにと、
外へ出かけていく笑顔な姿だそうなのですが、
自由に鑑賞して「感じた」あとだからこそ、
単なる知識を入れられるのとは違った、レイヤーの多い世界が味わえたかと思います。


対話型鑑賞,高橋恭司














 後半は、高橋恭司さんの作品を鑑賞。

「ここはどこなだろう・・・?」
「なんでこれを撮ったんだろう・・・?」
「同時期に色々な花が咲いているのが不思議。庭?」
「なにかここが違う草が生えていてくぼんでいるから何か埋まってそう」
「遠くから抽象的に見るとバースデーケーキに見えてきた。」
「日本みたいじゃない。柵が日本にはない柵」
「奥のところが池にも見える。」

1人静かに鑑賞する時間も僕は好きですが、
こうやって皆さんでおしゃべりしていると、
確かに色んな花が咲いてる!
確かにここだけ草が違う!
と、なんとなくここは日本じゃないんだなーとは感じていたけども
本当の意味で自分は見てなかったなーということに気付かされます。

おしゃべりすることって、
やっぱり人に伝えることを考えることもあるから
自分の中での感じているものが一度整理されるんでしょうね。
こうやってブログでまとめているからこそ、
こういうことにも改めて気付けたりします。









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