「幕が上がる」本広克行
※ たくさん映画を見ているのですが、
その時はいいけれど後になって内容を思い出せないことが多く、
ちょっと記録して書くことにしてみました。
大林宣彦監督の文章の中で「大林映画を引き継いでいる。」
というような言葉を読んだこともあって、見てみました。
確かに「夢でうなされる」飛躍シーンは大林映画！という感じ。
話の内容としては、うんうん。こうなるよね、というストレートながらも
心にグッと来る言葉や、誰もがそう思うであろう黒めな本音がチラホラあって、
最初から最後まで、サラッと釘付けというのが１番の感想。
モモクロの日頃からの全力さが上手く映画に活かされていて、
彼女達がどのようにして自信を持てる存在になったのか
ということが映画というフィクションを通じて、
ノンフィクションにとても伝わってきた。
彼女らの生き様がかっこいいからこそ、
部員もそのままに輝いて見えるんだろう。
特に、リーダー百田夏菜子の目の表情がビックリだった。
余裕があって、自分を見せること、見られることを仕事として知っている。
そんな印象が強い映画でした。
にしても、ムロさんにしろ所々の脇役者がツボで笑えます。
