終電に乗り損ねる・・・?



終電の電車を待つホームで、
サラリーマンがしゃがみこんで寝入っていました。
「乗りそこねてしまう・・・!」
親切心から、ふいに声をかけようかと思ったのですが、
やめてみることにした。
なぜなら、彼にとって終電に間に合って家に帰れることが
必ずしも、幸せとは限らないと思えたから。
もしかしたら、終電を寝過ごしたことで、
その先に新たな人生の分岐点がまっているかもしれない。
普段とは違った冒険に旅立てるかもしれない。
そんなチャンスをうばってはいけない、と。

でも、そのまま座りこんでいたことで、
この蒸し暑い1日を過ごしたワイシャツとスラックスで
明日からの仕事もやり過ごさなきゃいけなくなるかもしれない。
そう思うと声をかけた方がいいのかなーと、
思いながらも、自分が乗り過ごしちゃいけないと
思い、発車までの間を車内で待っていました。

すると、ある若い男性が声をかけました。
サラリーマンの彼は眠っていて声をかけても気づかず、
若い男性はしゃがみこんで声をかけました。
するとまだ酔いの中、サラリーマンは立ち上がり、
電車の方ではなく、階段を降りて帰っていきました。

なんと、電車を待っていたわけじゃなかったんですね!!
「勝手な思い込み」ってのが、人それぞれにはあるんですね。
そんなことを感じた、終電でした。


※写真は特に関係なく、去年とれた庭のスイカです。
 黄色くて味はなし。でもストライプがきれいに入ったスイカでした。




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