「家族ゲーム」森田芳光
伊丹十三さんからの流れで、俳優時代の作品を。
松田優作が光りますね。あまり知らないのですが、冷静でおかしな役といったイメージそのままに、視線だけで演技がなりたっているかのように、俳優としての存在がハマりまくっていて。そして、由紀 さおりじゃないか!と、思わず声にも出ちゃうほどにびっくりしました。
この話は、なんでしょうか。。。受験に躍起になって盲目になる夫婦(父)に、呆れ返る周りの話のようでいて、松田優作演じる家庭教師が最後の最後に、全てを否定するかのように夕食をはちゃめちゃにするあたり。あれが真実の反応のように思えました。父は父で息子の成績だけを求めておかしくなり、子どもはそれに逃げためにおかしくなり、母は、そもそものおかしさに気づかずに過ごすおかしさがあり。その間に、第三者なのに家族の中心として松田優作が来るあたりもおかしく。
青春のひねくれは、長い人生の中で振り返ってみれば、正転のような。
調べてみると、元々はサザンの桑田さんに家庭教師役を依頼していたとか。想像がつかないですが、桑田さんだとさらに正しい道が見えて来そうで、食卓の荒れの意味がすっぽりと理解できそうな気もします。あの桑田さんの歌詞の訳わからなさってのは、このラストと同じことではないでしょうか。人生なんて真面目に生きようが、マンピーのGスポットでシャバダバしようがどうしようが、そういうもんだと。







