コーチン
旅の面白さは移動ですよね。ここから、あそこまで行くにはどうやっていくんだろう?この街はでかいのかな?と、考えて、調べて、聞いたりして、移動して。移動したらまた、ここからはあそこまで、どうやっていくんだろう?と。
ひたすらに歩くのが好きなので、おーこんなに歩いたのかー、こんなに遠くまで来たのかーと、居場所を軸にふりかってみるのですが、終わりはないんですね。むしろ、移動して来た先を居場所に感じてしまえば、ここが拠点になってスタートになるから、むしろ日本からの距離カウントが0で。
私は、どこにいても東京にいても、やることはそんなに変わらない( 歩いて、洗濯して、シャワー浴びて、甘いもの食べてお茶して、パッキングして)からか、遠くにきた感を感じるのは、地元スーパーとかの良く分からない食品みた時や、よく分からない鳥が飛んでる時とか。こっちはカラスがスマートだなーとか。そんな時に、まぉいささか遠くへきたもんだと感じます。
言葉が通じなくても、看板が読めなくても、なんか気になる場所、美味しそうな店、自分が食べたいとなるものは本能で分かるし、まっいっか的な。となると、むしろ日本の繰り返し的な生活の方が、身体的に遠くて。
不思議なんだけど、遠くへ来た方が自分の感じてる自分の身体が近くなるみたいな。
こんなに遠くへ来たけど、さらにまたどっか行きたいなー、やっぱり英語圏じゃないとこがいいなーとだけは思ったり。英語ってのは、言語としてやっぱり強過ぎますね。sir という英語から階級を感じるのもなんか嫌です。
のんびりできるのは、あったかいからで、穏やかなのは健康だからで。今年は、世界中でのんびりと過ごしたい新年です。
さて、実用的な方を…
冬だけど、あつい!降り立ってすぐに蒸し暑いです。ムンバイより全然”蒸し”暑い。頑張ってホテルで洗ったスウェットも着たくないベッタリな暑さですね。というので、飛行機も遅れたしもうウーバー。1200ルピー!(2200円位)。この距離、日本だったら…と想像すれば1万位は超えるのかな?という距離なので高いけど安い。暑いし、地下鉄も終わってるだろうし。空港はこじんまりな感じで、外出たら遅い時間でも安い軽食売店とかあって助かりました〜
ここは成田というより、羽田ですね。なんか。ずーと続く高架下が羽田っぽい。これなに?高速?って思ってたらこれが電車のようですね。日中だったら確かに、この高架が現れるまでタクシーに乗って、そこから市内へってのが安そうです。
最初は、空港から近いとこを取ったんだけど、海沿いのフォート・コーチン(島) が楽しそうと思って取り直して正解でした、きっと。
なんか欧米系の方と、野ヤギがめっちゃ多い。でも、何しに?ってぐらいのんびりしてる街なんす。まーバカンスでしょうね!こんなにあったかくて、ボケーってできるんだもの。ちょっと歩くとすぐ喉かわいて大変なくらい。野ヤギはいつもなんか探して食べようとしてます。
ここのダンディー(ダンディーじゃなくても)なみなさんは6割方腰巻きをしてます。おー南国。バリみたいーと思いながら、やっぱ文化がまた違うわけですね。いいよねー暑い時とか楽だしスタイルよく見えるもん。
で、教会が多いフォート・コーチン。クリスマスも終わって間近だったので、街全体がイルミネーションされていて夜楽しかったです。
イケイケなダンスしてたり聖なる爆音流れてたり。
怖目なサンタさん。このサンタさんがプレゼントを持ってやってきたら、ひとまずバレないように隠れるかも。
調べて入った、teapot cafeはトイレの蚊がめちゃ多いけど、ステキでした。ってかウーロンに砂糖を入れて飲むのっていいね。おいしかったー。そして、やっぱり蚊に刺されない私。いつからこうなったんだろー。年取って血がマズイの?ケーキ食べて、コーヒー飲んで、お茶頼んで、ベジホットサンドを頼んで600ルピーくらい。
そして、ビエンナーレがあるんですよね。ここ。ってのもあって見ておきたかったんですがー、んーフォートコーチンは思ってたよりシティーというよりはのんびりですね…!
常にやってるわけじゃなく、その時になったら使う感じな、ビエンナーレの残り香が。
1つ気になってたギャラリーOED GALLERYへ行くと、少し”観光地”っぽい雰囲気だけど素敵でした。こういうところでギャラリーをやるってホント、好きじゃないと厳しいだろーなーっ。でもオーナーさんは「ビエンナーレの時にはカプーアもくるよー」って言ったりしてたので、けっこーアートに熱いエリアなのかもしれません。
にしても暑い!12月でこれなら、ホントピークな真夏なんて歩けませんね。終始、エアコンの効いてるカフェだけを探してましたー。それでも、朝日が遅いのを感じると、暖かいんだけど、あー季節は冬なんだなーと不思議な気持ちの毎朝でした。アーユルヴェーダのために来たので、それはまた別で。