NGMA National Gallery of Modern Art / インドデリー

 


「政府がやってるから好きじゃない」と、インド人のアーティストが顔を歪めて言ってた通り、制服を着てる皆さんで、ものすごい厳つめなセキュリティー感!でも、みんなそんなに特にアートに興味なく、おしゃべりしてたり、音楽聞いて歌ってたりして、なんかすごい家みたいにリラックス。






インド人の有名な近代のコンテンポラリー作家と、遺跡系の博物、そして現代の作家をそれぞれ別の棟で紹介してて、けっこー面白かったです。ってのは、ピカソじゃん!っていうのとか、これめっちゃ、セザンヌ!という、影響を受けまくりというか、アートを学んでアートをしている感じがそのままにあって、でもなんかみんなすごい自信に溢れてる感じで。写真のはいいなーと思ったらもの。






そんな中でも、特に目を引いたのがAbanindranath Tagore。あとから聞いてみたら、Tagoreのお父さんは詩人であったそうで?みんなアーティスト一家みたいなそんな感じだそうです。彼自身も日本と関わりがあるようで、なるほど!と。なんとなく惹かれてるのはやっぱり、日本と繋がりを感じたところは大きかったんだなぁーと。アーティストになる作家は、往々にしてみんなやっぴりリーチピープルなようです。インドの貧困の層からアーティストは生まれないのかなぁ…今になって気になってきました。


インド独自の良さを感じる作品も、何点かありましたが、けっこーアートを学ぶという模倣からの、そこから先をもっと続けるのにはやっぱり沢山のアートに触れる機会がないと、難しいんだなぁーとも痛感。





来場者もそんなにってか全然いなくて。500ルピー(1000円くらい)で、ペインティングばっかりなのですが、まー主要なインドアートに触れた!って感じがする場所ですので貴重ですね。やっぱり博物のところは、すごいよかったなぁー。ハヌマンとか、ナタラージャとか、そこらへんは見ていて、この展示の仕方でいいのかな?!と思うくらい間近で見れちゃいます。光度とかも、これ保存的に大丈夫なのかな?!と、気になるくらいめっちゃ間近に当たってます。という中での、突然ラウンシェンバーグとかもありました。




日本のことを思ってみると国立の、国がやってる美術館が普通にあって、あんなに名画名作を「またゴッホかー」みたいなテンションで見れるってのは、けっこー素晴らしい贅沢なことなのですね…!! 

 

( インドの方は買いたい作品があったら買えるとか言ってたけど、ホントなのかな…!?!? ) 

    

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