「吉原炎上」五社 英雄

 



名作として名前をよく聞く五社監督の「吉原炎上」ようやく見ましたけれども、映画の撮り方の美しさと、ストーリーがめちゃくちゃ面白かったです。

マツコデラックスや友近がラジオで興奮していたのが分かる!もちろん、西川峰子さんの「ここ噛んでー」のシーンはすごい衝撃なのですが、それよりもフィクションな映像美に惚れ惚れしてしまって。吐血でボヤけた赤い布団があんなに美しいものかと。

最後に、吉原はバーニングという意味で燃えるわけですが、始まりから終わりまで、ずっーーと吉原は"炎上"しているんですよね。最後、その視覚的に燃えている遊郭を見に戻る久乃っていうのは、ずっと自分も燃えていたことを、この目で見て確認したい気持ちなんだろうなぁって思いました。敢えて火事を起こしたわかさんも、誰もが安心したんだと思います。

燃えている炎そのものも、とっても美しい炎で。映画人としての映像の美しさに触れた気がしました。







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