本との出会い





 



ふと、出会うものってある。

道に落ちてるものだったり、整理してて机の裏で見つけるもんだったり。

この前は、駅のベンチにどうぞという感じで本がちょうどあって、

ふとパラパラとめくってみると

"20代の時にすべきこと"のようなものが。


項目を見ながら、

20代の頃って気づけないんだよな。。。

20代でやったところで、それに気づくのは、もっとあとなんだろうなぁ。

果たしてそれをやっておけば、

30代40代くらいになって、「あっやっておいてよかった」

と、思えるもんなのかと。

もし、やってない29歳がいたら、1年の内にやらなきゃ!と焦るもんなんだろうか。

もし損したくないと、その本の通りに全てをやった人がいたら

「もっと違うことをやっておけばよかった」と、

逆に後悔してしまうんじゃないかとも思った。


でも、20代の頃ってそういう本をたくさん読んでいた自分もいる。

トレインスポッティングをかっこつけでとりあえず読んだこととか。

魚喃キリコを読んでた時とか。

それらの本って年を経てみると、ちょうどいいものなんだなぁと。


特に目的もなく、ど田舎の駅で降りて、

次の電車がくるまでと時刻表をみたら・・・3時間!?と、ぼーっとするしかなかったり。

海を見たいとか、観光地に行きたいとか。

そんなことは、その時は本気でやりたくて楽しかったことだけど、

30代になってからは特にやりたいとは思わなくなった。


それって20代の時の旬だったのかなと。

特に一人旅ができる、楽しめる、本当にドキドキするのって

私の場合は高校生ー20代前半までだったので、

たくさん旅していてよかったと、それだけは思いました。

"旅"をしなくても、旅はできることをしっちゃったのかもしれませんね。

あれだけ買っていた"お土産"も、買うことがなくなってしまいました。

それは、別にお土産を買うことがお土産じゃないんだと。


旬は、人それぞれだろうから・・・

この本の20代も、"10代" "40代" "70代"になっても何にもおかしくないんだと。

"やるべきこと"は、別のやるべきことにしてもいいんだと。


そういう意味で本は、本として役立つもんだと思いました。













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