「宮島達男クロニクル1995-2020」千葉市美術館
リニューアルオープンした千葉市美。
数字はなんなんだろう?と、思いながらいつも気になってましたが、個展を見たことがなかった宮島さん。
さっと見た解説が分かりやすかったので、よき鑑賞の手引きとなりました。
人は生きている方が辛いんじゃないかって見ていて感じました。
何か、息を止めている時、もしくは0になった時、
その方が、外で空気を吸うことよりも、もしくは数字が増えていったりするよりも、楽そうに見えたんです。
でも、0になるって例えばお金とか、命にしたって、ゲームオーバー感があるはずなんたけど、
なにか1からスタートをし始めた時点で、なにか辛さがのしかかってくるいうのか、
瞬きとか声になって聴こえてくる気がしました。
8も9も辛い。でも、0になった途端に何か、休める。
休めるというか、別に「世界はここだけじゃないよ」っというような、そんな気になってきました。
数字かただ、繰り返しているだけなんですが、不思議ですね。
そして、色々と展示スペースがとにかく広い。
そんなに小さな作品ではないのだろうけど、どれも本当にスペースに対して
とっても作品が小さく見えました。
そして、歩いていると目展の時の記憶がチラホラ。
あっここはあの時の。あっこれって、この時の。と。
ある意味で目展の空間の使い方は素晴らしかったんだなと、改めて感動した今日でした。
BATICAのショップは、国立shop Tの丸山さんが手掛けてるとあって、洗練された居心地の良さがありました。
こういう場所って、本当に必要ですね。わたしには(!)
そして、今回は一番この水墨画に心惹かれました。
と、見てみると”丸山”応挙。
時代を超えての2人の丸山さんに、ドキドキした千葉市美でした。