「花様年華」 王家衛




グザビエドランが「胸騒ぎの恋人」にスローモーションを取り入れたのは、
このウォン・カーウェイの映画を見たからというのを知って見てみた。
ドランのどの映画もですが、音楽と映像のマッチングセンスに
ホントにゾワゾワ( ドラマ“岸辺のアルバム”のオープ二ングがジャニスイアンだったり、
“同窓会”のミスチルCROSS ROADだったり、音楽ってのは世界観をより想像させて広げてくれる感じですね。音楽とそのシーンだけで、もう始まりからマックスに胸が熱くなる感じです )
です。

というので、ウォンカーウェイもキサスキサスキサスと、スローモーションと共に効いてて、
映える衣装の感じといい、なんだかドランの映画を見てるみたいに。

ブツブツと切れては繋がれてく各シーンの間に、どれほど時を経ったのか想像させる。
ポンポンと進むけれども、その描かれてない合間にいろいろと思いを馳せることもあったりするだろうなぁーと。
ところどころで、これからのヒントのように出てくるものや言葉。すれ違い。
あー恋愛だなぁと。

ウォンカーウェイのブエノスアイレスも、かなりな恋愛映画で、恋愛真っ最中や失恋してる時に見たりすると、
おおおぉーっと感情が胸騒ぐのですが、
自分が30代に入ったからなのか、なにか韓流にハマる主婦の方の感覚がわかるというか笑 
ステキなラブストーリーを見ると、自分ごとというよりも、
なにか自分とはある意味で関係のない世界が、
完璧に過ぎていくのが、心地よい。
実世界ではブルボン食べながら見ててこれ美味いな、みたいな。

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