「フウムーン」手塚治虫
















自然を破壊している人間には、
いつか必然的な天罰がやって来るというのは、
今も同じことを僕も強く思う。
フームーンは1980年に映画化されているが、
「来るべき世界」というタイトルで原作が書かれたのは1951年。

約70年も前から、しっぺ返しのように地球が壊れるような、
そんなことが起きてもおかしくないなーと、
戦争から生き延びてしまった手塚治虫は、感じてたんですね。
でも、僕はアニメといえば宮崎駿世代。
何より感じたのは、宮崎駿は手塚治虫にかなり憧れてたんじゃないかなっということ。
ストーリー、音楽、名前、感情、そのあたりが、とても良く似ていて
アニメの流れの原則なのか、それとも手塚治虫のすごさに感化されたのか、
どっちだろう?と。
にしても、人というのは愚かだということが、コミカルに分かる。
分かるというのは、それは自分そうしてしまう時もあるという感じだ。
危機的状況になったら、自分が1番に安全な場所に行きたくなるし、
お金がたくさんあったら、それは嬉しくなってしまう。
 戦争体験をした人が、高齢になり、いなくなりかけてる今、
「戦争は良くない」 という当たり前のプラカードを、
しっかりと掲げていたいものです。
ですが、実際に体験したわけではない戦争。
僕が知ってる戦争と、体験者の知ってる戦争。
そこが、これからの世代にとっての1つの憧れになり変わらぬうちに。





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