「感心領域」 ジョナサン・グレイザー


  

想像通りの映画でした。なぜか、見る前に「ブルーみたいなずっと真っ青なシーンがあってもいいのにー」とふと思っていたら、正しくそんなシーンもあり。映像美しく、その当時の感覚で、ただ仕事をしていて。


雑草のシーンが印象的だったかなー。雑草をほんとゴミとして排除していく…これって、虐殺と何か繋がってる話のようにも感じて、日常の中でもゴミでもなんでもを、いらないものは捨ててくっていう考えは、何か、待てよと。で、古着として、着ることとかに、全く抵抗がないのもすごい不思議とも。。。抹殺するくらいな相手のモノを、平気で着れるっていう不可解な心身のバランス。それは、なんとなく、桜の時期だけの桜の花を愛でている私たちも、ちょっとどうかとも思ったり。


レスの感心領域が単純に効率的な処分を考えるってことであるならば、僕はずっと調度品やらデザインやら家具の配置やらに気を取られてしまいました。玄関の外のあのガラスって、その当時もあんな風に黒縁モダンだったのかなー?

  

時々、なにかちょっと分かりにくさがあるところが、アートっぽかったです。

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