「もしも…大辻清司の写真と言葉」九州産業大学美術館


すごく丁寧な展示で、アーカイブする、歴史を見せるとか、こういうことかと。大学美術館所蔵の作品との、アトリエ訪問の”写真と言葉”は、ジーンとなりました。そして、写真そのものの良さはもちろん、そうなんだけど、このあたりに大辻さんの面白さがふんだんさに妙。

  

APNのニッポンビール党も、相談するコーナーで議員なんかが相談して、未亡人やらからの、いろんな応えがあるのも最高で、APNのために?撮った、オブジェたちの写真は、写真単体じゃない、大辻さんの面白さを感じられて、すごく好きでした。昔の雑誌を思い出したなぁー、( 思い出せなかったけど、TOKYO GRAFFITIか!まだやっていてビックリしました。) 

  

定点の映像も、こんなこともあんなこともしてたのか、それは階段にあった”若いうち”の言葉にもリンクしてて。アーカイブで見せるということは、作家のあのシリーズがいいこれがあんま良くないとかいう批評とは全く別の、まるっと収まってみる感じな、温かさを感じました。作品に触れるとは、また違った。。。

 

陳列室のはやっぱり3点ほどだけだったけど、強烈に良くて。。

  

雑誌の言葉も、すごい良かった。どれほどに大学の学生や先生が観に来て、どれほどに感化されるやいなや…。戦後の話なんてのは、やっぱり古く思うのかなあ…。おそらく私が20歳そこいらだったら自然にそう思うと思う。それでも、写真のかっこよさだけには、惹かれると思う。

  

    

人気の投稿