マツモト建築芸術祭2023

 


松本に来るのは何年ぶりでしょうか?たぶん、、、松本市美術館に行った時だから…10年は経ってますね。その時の印象はと言うと、やっぱり草間彌生。そして松本城。長野全体でいうとやっぱり、おやき。駅前の蕎麦屋さんも、なんか覚えてました。


というので、自分の中の長野松本情報が全く更新されてないままな再訪だったわけですが、びっくらぽんです。(朝ドラ、全然見てないけど古いんですよね?)




歩いてるだけで、目移りするほどのお店お店お店お店。それがどのお店も昔の建築をそのままに生かしていて、ステキステキステキステキ。


会場に着く前に、もう満足してしまうくらい、こんなに魅力あふれる町だったとはと、自分の記憶を疑うほどなんです。



で、会場の建築もまた見事なんですが、目黒雅叙園に憧れて生まれた松本館なんてのも、もうこれぞ贅の極み真なり新しく建て替えたり補強したようなものでもマッチングしていて、パリのマクドナルドが茶色みたいな、そんな街全体のトーンをみんなで、守ってるようなそんな風に感じました。



売却予定だった邸宅を「保存しなければ!」と、若い弁護士の方が買い取った邸宅が、登録無形文化財もなり、今回の会場となったいたり。で、けっこうな建築が、設計者も施工者も不明なのがまたいい。それを見たあとにメディアガーデンの伊東豊雄さんの説明を見ると、旧司祭館の岡本亮さんの言葉じゃないですが、いつから人はこんなに言葉に頼るようになってしまったんでしょう?と思うくらいに、「不明」という、わからない魅力に取り憑かれました。きっと、松本市民のみなさんは、先人に対するリスペクトが根底にあるからこそ、こうやって建築が受け継がれていくんでしょうね。






     

おもしろく印象的だったのは


行く途中で見つけた、生垣の形。



松本館の鶴。真正面ですかい!



松本館の折衷感



岡本亮さんの展示



フクスケの話


蔵シック館の上の吹き抜け。


旧小穴家住宅の船のスタンドガラスと灯りの空間




パンセ小松の看板の謙虚さ



漆器、伊原のドーン看板



旧高松屋商店の、ディレクターおおうちさんの完璧すぎる展示プラン



池上百竹亭の竹と石



電信柱のこれ




次の松本情報アップデートが楽しみになりました!ステキな不明な意匠はずっと残って、若い世代につながっていってほしいなぁ。  

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