ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」横浜美術館




薄暗いのが好きなのかもしれない。
そして、映像が最近好きなのかもしれん。

このコロナと放射能の世界を、仏陀の滅入から。
あれはかなりリアルなもんだと思った。
反転された世界が、妙にリアルだった。
いい石の条件。木を作ったり。
一瞬もどった、反転していない世界にうつる顔や衣服は、
なにか、昔のことのように思えた。
それは、ガラケーをみる感じだったり、メンコとかベーゴマとか。
確実に私たちがやってきたことだけど、もう存在なんてしていないみたいな。

なんだろうか。

「どこに逃げればいいんですか?」と。
あんな救いから宗教や教えは生まれるもんだろうと。
この地球に、逃げる場所がなくなりそーな気配がある。








と、雑な登場人物のように家族がハリボテにある。
とくにグッときたのは映像で、おばあさんらしきシルエットの人物が、
電話がなって、立ち上がって取ろうとするけれども取らないところ。
それで終わる映像は、なにか饒舌だなぁと。
なんだろうか。
不安の中で、どうすれば安定するのか?
単純な安定の求め方じゃない形で現れてる気がして、
それが、真っ直ぐに立ってるハリボテそのものみたいで。
もう落ち着けるのであれば、嘘でいいじゃんかって感じ。



最近は、遠い習慣や歴史などを紐解くような作品が多い?なぁーと感じますが、
それは、なにかこれからの未来へ向かう、新しい布のようななにかを、
編み込む時に必要不可欠な技術、叡智の1つのようです。
確実に新しい方向へと向かう時、失敗しないようにするには、
どれだけ今まで失敗してきたが大切で、
その各失敗からの揺るがない正しさだけが、
これからの未来を紡ぐんじゃないかと。。。

そんな気になるトリエンナーレというか、、、そんなことを見ていて考えました。





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