「小川原脩記念美術館」倶知安





北海道倶知安町にある、小川原脩記念美術館。
確か東京近代美術館で、小川原修の作品を1点見てから
とても気になっていていつか訪れたいと思っていました。

見ておもったのは色使いがなんというか、他にない飛び方だなーと。
もう人とか物とか書かなくたって、それだけでいいんじゃないかって
思わせるくらいに色の混じり合いの細部こだわりがあると感じて。
と、構図的にこれ好きだなーと思うものがあるのと、
動物や人もどこか謎めいてそうな中に作者の微かな表現が、
併設されてる映像の部屋でわかりました。
同じモチーフを繰り返し何回も何回も描いていて、
その中で良い作品が生まれてくるあたり、 真面目な方だなー
と思うのと同時に、 描かれているのが、なぜに魚の頭?
なぜに雪山に足だけ? みたいなところに故郷、倶知安を感じられるのが、いいなーと。
憧れを強く抱きすぎてたら、あーゆー絵は書けない気がしました。
根底にあるものをずっと忘れずにいられるというのは、
アーティストの基本的な思考なのかもしれません。
初期の頃の波の絵がすんごい良かったです。
その波のところと、私が1番初めに魅かれたラサはやっぱり繋がってるんですよね。

企画展によって、出てない作品がたくさんあるようなので、
もっと東京で見れたらなーとおもったのですが、
羊蹄山が真正面にそびえる、この美術館で見るのが1番なのだと思い直しました。

ここでしか意味がないってゆーのと少し違いますが、
露口さんの写す緑は 北海道の緑なんだな、
と車窓から見える自然を見ていてすごく分かりました。

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