「牛久の家 其の一」



今年に入っておばあちゃんが亡くなってから、
牛久の家は、空き家のままになっていました。
私にとって、フルサトのような場所がそのまま無くなってしまう。
そんなことを考えていました。
私だけならいいけれど、それって親戚みんなにとっても
集まる場所が無くなってしまうということ。
それって、そんな簡単に無くしていいのかな?と思い、
なんか出来ないかという感じの話をつらつらと書いていきたいと思います。



久々に家族で帰ってみると、もう生い茂ってて
もう草は伸び放題。こうやって家は忘れられていくのかなーと。



そして、猫にとっては住みやすかったり。
クモにとっても住みやすかったりして、
人と一緒で、家も自然に帰っていくような感じに。










ひとまず、要らないゴミをひたすらに捨てて捨てて捨てる。
でも、最初から結構キレイで。
父方のおばあちゃんもそうだったけれど、
昔の世代はモノを大切にしているなー、最後まで使い切っているなぁー
ということを、いつもいつも整理をしていると感じます。
なんでもかんでも捨てちゃうファストな今との感覚の違い。
チラシでくるんでいるところとか、端切れはとっておいておくとか。
包丁を研ぐとか、ボタンがまとめてきっちりしまってあったり、
そういうところから、なにか生活の豊かさというか、
丁寧に生きていたんだなって、ちょっと嬉しくもあります。
私も、そう生きてみたいのかもしれません。



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