高崎アートプロジェクトに行ってみて。

前々から訪れようと思っていた高崎へ、友人と小旅行。
アートプロジェクト高崎の最終日で、町中に点在している作品を見歩いてみる。
と、気付いたのは、驚きがある作品には目がいくということ。
パッとみて「なんだこれ?」と、不思議に思えた作品には自然と気付くけれど、
逆にキレイすぎて、ある程度収まっているものは、
日常的に町中にあってもおかしくないものとして、
良くも悪くもフィットしていて、アートが何かの看板に思えてしまって
なんかステキだなーと。それよりも、ヨガ教室だ!タピオカだ!と、
さーーっと通りすぎる方が大半だった印象を受けました。






そんな中でも、室内のスペース展示でありながら、
見やすい環境というか、誘われやすかったのは
鬼頭さんの鏡とプロジェクター投影の作品。
町中にこんな異空間があるなんて!!という自然な驚きがアート鑑賞に繋がっていて
買い物のついでについつい見に来ちゃう人たちが多くいました。
ギャラリーもこんだけオープンになればいいなーと。
映画館感覚に垂れていた入口のカーテンからチラリと作品が見えるってのは、
「気になる!見てみたい!』という、心理作用を感じました。
それにしても、反射や光を美しいと感じる人の心は、どこからくるのでしょうね。




そうやってアートを探すように町を歩いていると、
「あれって作品かな?」と見ようとする視点が生まれて、
プロジェクトを通して普段気にもとめない新しい町の一面に気付け、
自分のアンテナの感度を高めるきっかけになっているんじゃないかと。






これもただの、資材かなと思いきや、ここでは
ドローイングのパフォーマンスが行われていました。
今回は、パフォーマンスが見れなくて残念だった!
村田峰紀くんの「どろうぶつえん」。
これが、本当の動物園にあったら更に面白い・・・?
これだけ、ぽつりと町中に何かが置いてある。
それだけで興味 (恐怖?) を惹く。そのちょっとした怖さが面白くもあります。

美味しそうなメロンパン屋さんがあったのですが、
そこの並んでいるパンに作品がちょこっと展示してあったりすると
メロンパンを買いに来ただけなのに、
驚いて、見てみて、探してみる、知らない町を知れる、自分を知れる。
に、繫がるポイントになりそうな気を勝手に持ちました。
普段、赤いポストが期間中だけ花柄とか。
町に求めているものは、
なんでなんで!?なになに!?という、好奇心なのかな。






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