花火とともに思うこと





「美術」というものは、やっぱり日本の日常生活の中には
なかなか「親しみがない」というのが一般的のようですね。
なにかちょっと特別な物。なにかちょっと高尚なもの。
と、思われているようです。

きっと、それは美術って何なんか分からない!
どう楽しんでいいのか、分からない!
ってことが大きいのかと思うのです。

でも、私が思う美術 ≒ アートは別に特別難しく考えずとも
身の周りにも、たくさんあるものでもあります。

例えば、花火。
花火って、ただ光って散っていくだけではなくて、
線香花火もよーーく見ると枝分かれして、本当に花みたいなんですよね。
特に日本の花火大会では、牡丹・菊・柳・万華鏡・霞草などなど
色々な「花」を模して打ち上げているものが多く、
丸さを競うだけではなく、
創作花火という芸術性の高い職人の想いがこもった1発も打ち上げられます。


 


美術館に行かなくとも、夜空を見上げればアートを楽しめるんですね。
花火は、実際にある花を模したもので日常の中から生まれたものです。
柳という花火も、その名とおり「柳」から来ています。









そんな気持ちで周りを見渡してみると、
案外とみなさん日頃、アートに触れていることに気付くかと思います。
八百屋さんの野菜や果物も、砂浜を歩いて残っていく足跡も、
今日の天気や空模様、毎日の髪型も。
当たり前にいつも見ている景色から、
色々な表現があることに気付けると、自分で発見をする楽しみを感じられて
美術館がより近くに感じられるかもしれませんね。



8月31日(金) 18:30〜は、
ランドリーにで「お庭で花火飲み会」を行います。
ぜひ夏の終わり、お越しください。
















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