「 火― 氾濫 」中平 卓馬 東京国立近代美術館





誰かがなんで、こんなに若い人が来てるんだろう?って言っていたけど、本当にそう思いました。なんでだろう!?

中平 卓馬さんは正直あんまり知らなくて、でも、もちろんすごい人というか影響力のあるプロヴォーグ」雑誌というぐらいのは分かるんだけど、どうも何か、ピンとこないことが多くて (これという写真がいつも頭に浮かばない) 見とかないとーと思い。いくと、やっぱりすごい人。




で、見て見てもやっぱり同じ印象でした。つまりはこれがこの時代の写真なのですね・・・!と。その印象で良かったんだなと。なんとなくだけど、写真というよりも雑誌として見る、写真というよりも見開きで見る、写真というよりも組で見る、みたいな、なんかそんな感じで、印象に残るのが多くて、そうだよね。写真って雑誌に載ってなんぼな時代だったんだよねっていうことを、ずどーーんと感じる感じで。逆にプリントにあんまり価値を感じさせないくらい、不思議に「本!」という。もちろん、展覧会がそういう写真のプリントじゃなくて雑誌がメインってこともあったけれども、やっぱりそっちの方ならば、ピンとくる感じで。 







じゃー若者はどうしてやってくるんだ〜?と。でも、写真はオシャレですよね。すごい。ズバーンって。









 1974 年に東京国立近代美術館で開催した「15 人の写真家」展の再現は面白かった!けどやっぱり写真というより、この形の印象が強くて。こうやってまた、中平 卓馬さんの写真の印象が消えていくんですね〜。感覚だけになっていくというか。シカゴ美術館のビラビラでボロボロな感じも然り。




そうそう、私はこの展覧会は別で見たことがあって、ここだけ唯一なんか、中平卓馬さんの印象とピッタリくるところでって、それしか知らないだけなのですが。なにかもう、見ていると「はい、そうですね!」「はい!すみませんでした!」みたいに、感じます 笑 これ以上でもこれ以下でもないけど、確実に写真よりも"以上"になっている感じ。「図鑑」ってのですっごいしっくりくるところです。そうそう、どうして「なぜ、植物図鑑なのか」買ったままだから、読まないと。

読んでからまた、書きます。





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