ベンガルール




ムンバイを都会に感じてた私が、インドでさらなる都会を感じることになるなんて思っても見なかったです。地球の歩き方にあった言葉通り”まったくインドらしくない”。


空港もこの通り。バス乗り場もわかりやすくって、クリスピードーナッツだらけです。



そして安定の平井堅さん似。どっちかというとキュートなポージングで3割増しKEN HIRAIに似て見えてるのかな。えっ、もしかしてインド側から逆に寄せてきてる…?



  

街中の両替で「えっそれしか替えないの?」とか、マーケットの老舗感漂う人気パン屋は「お前、何言ってるかわかんねぇーなー」みたいな不機嫌な真顔をされたり、買い物を見ててもなんかしれっと煙たがれたり。きっと他の国を旅してたら当たり前に遭遇するそういう類のことをインドで初めて感じました 笑 



そういうのって日本では、たくさんありますもんね。日本はストレスを感じる人が多いから?か、ストレスを感じやすいから?か、機嫌が悪いと嫌がられるので、いつも気を使わないといけないのが基本だからか、ちょっと何かあるだけでブチギレする人とか本当にたくさんいますね。それが日本のいつもの光景。日本ならきっと牛が長時間、道を塞いでるだけで何かしらの事件が起きてしまいそうです。(人じゃないからこそ、逆に良いことが起きそうだけど!) ある意味で、インドのみなさんはやっぱり優しいんです。




信号も機能してて街がぜんぜん静か。クラクションとかもちろんあるけど、みんなわきまえてて耳が痛くない感じ。声もあげてる人いるけど、デシベルこもってる感じ。ウーバータクシーに乗っても、あっちから何も話しかけてはこない。むしろずっと無言。快適は快適なんですが、、、今までからすると、急になぜ…?


それって、ふと言語の特徴の違いが大きいんじゃないかと。22の州の言語と、844の方言があるインド。ベンガルールでは、若者文化から生まれた新しい流行語、バンガロール・カンナダ語( 無駄にリンクされてるだけ ) を使ってるようで、英語や他のインドの言語の影響が強いようです( ほぼWikipedia ) デリーはヒンディー語、ムンバイはマラーティー語、アムリトサルはパンジャーブ語。ハリドワールとかでは一部、ウルドゥー語なんてのも。


アウランガンバードの宿であったインド人も「ここは言語が違うから、みんな何言ってるか僕にも分からない。」と。なるほど、それで映画の俳優のみなさんも時おり急に英語を使って話してるわけですね。スッキリボール投げまくりです。

    

で、思ったのは頭を多く使っているとやっぱり身体性は鈍ってくるのかもなぁーと。ってのは、今までも、けっこう人もバイクも多かったんだけど、そこまで歩きにくさとか危険は感じなかったんです。でも、ベンガルールはみんなそんなに運転が神レベル!(インドの中でね)って感じもなく、すれ違えずに道は詰まっちゃって「こっからすぐだから、歩いて行ってね」と降ろされたりも。詰まってからの対応がちょっと神レベルじゃないんだよね。バイクは変なとこでスピード出すし、避けるのが下手だし。




ってので、これは、ここの言語はより頭を多く使って話す言語だからだ!!!と、勝手に確信。人はお互いに体を委ねた方が、自然と美しい動きや理にかなった動き(太陽に向かってただ草木が生えるだけの感じ)をするはずだと。


信号というのも、人の動きを考えなくさせますね。機械に従うわけだから、人の心を読んで運転しなくても良くなる。すなわち、なんかこー頭が働くんですよね。


他の町と比べて、そーゆーのを感じました。行動よりも止まって考えているみたいな。チャンディーガルも同じ空気を感じます。




発展するとはなんでしょうね。


またしても、ここでピダハン。ピダハン族は、4つの母音しかつ使わずに暮らしてるそうなんです。つまりは、”あ”とか”う”とか”い”だけを、組み合わせて会話をしている。発音とシチュエーションによって意味が変わるんです。それだけで意思の疎通ができる。過去も未来を表す言葉もなく、今のことしかない。それは生活の道具も同じで長く持たせようと作るものがない。そのことは言語にも生活にも直結してるらしく。


だから、言葉が増える、言語が多いってのはそれだけ複雑なことをしようとしてきたわけだと思うんですが、


パソコンの中に置き換えてみると、”1” と”0” の信号で全てができてる。と、ピダハンの本の中で。確かに。そう、あれだけ複雑なパソコンでも、たったのその2つの組み合わせの違いで、組み上がってるわけで。



信号みたいなものを作ることは、便利・合理的なようでいて、実は、それぞれの独自の言語を作る出しているようなことで、その信号の数が(言葉の数)が増えれば増えるほど、お互いの理解は遠ざかっていくんじゃないかなぁと。


だから今、英語のような共通言語が必要だと感じるわけですが、それが世界的に言えばパソコンやスマホにうって変わろうとしている。


でも、それは誰も、2つの数字だけで、出来上がったシンプルな世界だとは思いもしてないくらいに複雑でしょう。私たちはもっとシンプルに、複雑なことをできる人なはずなんだけど。最初から複雑を目指してるのは違うよねぇ。


それが”便利だ!”と頼り過ぎて生きていくことは、実は私たちは言語を持たずとも会話ができる身体性をもっていることを忘れてしまいそうな気がします。


だって、母音だけで十分に伝わるんだもん。ね?ピダハンさん。


言葉が何もなくて、本能的に色や形だけを感覚に任せてタップしていったら、その気持ちの感じの旅行先や結婚相手を選べてもいいはずー。








で、実用的な…



本当に驚きなのは、日本食屋さんがあるーと思って、テイクアウトのBENTO BOXだけでもと思い向かうと、えっ??このキラキラなビルの…24F?!で着くと




爆音イケイケなクラブで、あっ…間違えたと 笑 「お客様次くる時はサンダルはご遠慮ください」と、寝巻きみたいな汚れたスウェットと、リシケシでひろったボロボロのサンダルをチラチラ見られる始末。俺はただ弁当がくいたんだー!と、言い聞かせてその店内で20分待ちました。日本って、こんなイメージもあるんだろうかい。





で、肝心の味は、1000ルピーもしたから、どうなんだと思ったら見た目以上に
美味しかった!そしてボリューミー!とびっことか、すげーなーと。これにて完全復活となりました!( レストラン KAZE )  普通にそこまで激高な店じゃないので、夜遊びしたい方は楽しいと思います。私は、静かに過ごしたい。




が、お腹が良くなった次の日にホテル近くの人気店( KENTAKY ) でテイクアウトしたカレーが美味しいんだけど辛すぎて食べれない。そして、そのスパイス効果でさっそくお腹も下し気味に。不調ではなくてあっ、トイレまめに行っとかなきゃヤベなぁーくらいなので問題なし。なんか、北なんて何食べても辛過ぎることはなかったんだけどなぁー。って、KENTAKY って、もう99%ケンタッキー。


  



こちらの人気のMRA。お昼はおかわり自由なターリーの一択で、チケットを買ってから2Fへ。すげー人!飛行機間に合うかなぁーと待ちながら…20分くらいで近い番号に!おーと、思ってたら通り過ぎていったので、あっそっか先に番号を伝えておかなきゃいけなかったんだーと、伝えてみると1人だからか、そのまますんなりすぐ入れました。



ワクワク。なにがくるやらと思ってたら、隣の席に日本人の方が。旅してて初めて会った!話しながら美味しかったけど、やっぱここでもご飯が辛いー!!ヒーヒーハーハーでした。デザートまで一気にいろんな食べ物が来るので、何を食べたか覚えてられません。サンバルとか、ビリヤニ的な辛いご飯とか、パニプリのでかいやつ?とか甘いのとか。相席の現地の方は、えっ全然辛くないよ?と。でも美味しかったです。そして、ここのインド人のみなさんは超紳士的。( 飛行機乗る時もさー、先にどうぞとかやってくれてちょっと意外だったりもして ) 



最後の消化を助けるやつは、きっとニームでしょうね?この形は初めてみました。( って調べたら、

 

ディレイ20:00搭乗予定 笑 おい!時間を戻してくれーっと。でも間に合わないより全然いい。




またここでも空港の印象が違う。めっちゃいい。「日本から来たのー?!ようこそようこそ!」って最初のチェックで言われ、なんかパスポートだけで入れて、荷物も変にバラバラにされることもなく、もう超スムーズ。ドーナツ買っても「この店に来てくれてありがとね!」と、スマイルサービス。すげーな、空港によって、なんでこんな違うんじゃい。ってなわけで快適な待ち時間でした。


   

移動型のゴミ箱。これもすごいいいよね。必要なところにおけるじゃん。



クリスピードーナツの紙袋のこのマチの浅さにキュン!日本でも同じなのかなぁ。2個入りの蓋の開け方が縦なのとか。





無言なお店の人だったけど、甘くて美味しいバタージャムサンドのお店はこちら。朝ごはんにぴったりー 賑わってるマーケットの中です。





サトウキビジュース10ルピーは安いー。でもみかん?ジュースを。めちゃうま。ちなみに、髭剃り10ルピーの、爪切り40ルピーと、庶民なマーケットで嬉しいばかり。KRマーケットだったかな?





で、こんなアメ横みたいなマーケットを歩いていても誰も声をかけてこない!素晴らしさ(?)。じっくり見てても何も言われないちょっと悲しさ(?)があります。




楽天のオフィスもあったりするので、日本人が珍しくないんでしようね。日本円の力がないからか、お客としてもそこまで歓迎されていないような感じも。






ミラノとか名前のついてるガラス張りのカフェがあるようなおしゃれな街中に、バッと現れるココナッツジュース屋台。これですよね、自然に本当にかっこよくおしゃれなことって。都心のなんかマーケットとは訳が違う。ナタで切って、ガサって捨てます。50ルピー。表参道に、リヤカーの石焼き芋屋さんが来た感じ?




泊まったホテルはOlive Richmond Circle Hotel 。シーズンオフ?だからか破格の1泊2000円ほどでした!壁は薄かったけど、めっちゃ綺麗!ポットあるし。政府がやってるので、受付とかどうかなーって思ったけど、受付も全然厳しくなくむしろゆるい。スタッフも親切でした。お湯も、ずっと使ってても完全な水にはならなかったので、おすすめ!空港からもバスで、Richmond Circleと伝えると徒歩5分くらいのところで降りれます。が、交通量激しいところなので渡るのが最難関かなぁー。近くにたくさんお店があるってエリアでもなさそうです。Kaze に行きそうな地元の若者が多く泊まってたかなぁー

   



整腸のダメ押しで食べた Harima 日本食。 ここもサンダルはダメなのかなぁー…と、とりあえずサンダルも壊れてたので、2000ルピーのクロックスにバージョンアップだけさせてドキドキ行くと、ん?なんか写真と違う店?という感じが一瞬したけど、すごい接客サービスたっぷりな感じなお店です。ご飯は美味しかった!日本のあの米を食べれて満足です。2品選べるランチは色々あって悩みましたが、せっかくなら魚を食べればよかったかなー 味噌スープは残念ながら味噌ではなかったです。胡麻和えとか、胡麻和えだった。650ルピーくらいだったかな。でかいです。 




ベンガルールの中でも、老舗で大きなギャラリー?というか美術館?Karnataka Chitrakala Parishatの前にあるお土産コーナーと言っても、アンティークのようないろんな地域の出店のような。ここけっこー掘り出し物を売ってそうな感じのお店が1件あって良かったですー。日本製とかかったりして。そして、こんなに私観光客なのにまたしても誰も話しかけてこない。…姉さん、インドは不思議です。( HOTEL プラトン ) 




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