アムリトサル

 


歩いててもぜーんぜん見かけない日本人はかなり浮くようで、街中でもデリーより話しかけられることが多くて、寺院で座ってるとすごく近くに座って来て、チャイニーズ?と話しかけれる率がめっちゃ高かったです。街中でも小学生くらいに聞かれる始末。日本人じゃなくても、他の人もなんか凄く近くに座られたりしたりのを見て、、、あれはなんでしょうか。




ジャパニーズでーす。と、言うとみんななんだか嬉しそうに。バッグシティーだ!真面目な人たちだー、とか。日本人としては嬉しいけれども、そんなに思われてる以上に良い国ではなのかなぁーと、言う疑問も。





やっぱインドはみんな人にパワーがあっていいよね。子供もおじいちゃんおばあちゃんも。盲の方もあのクラクションの中を平気で歩いてたりしてるのを見たら、ほんとスゲーみんなただ毎日を健康に生きてるなって。スパイスのおかげなのかなー




とか、なんか話してるとバッテリーがないみたいなので貸してあげたら、「写真とってくれー」「日本の女性はとても綺麗だから彼女を紹介してくれー」「ケーブルをちょうだいよーまた買えばいいじゃん!」とか言われましたが別に悪い若者でもなく、ほんと初対面だけど昔からの友達気分なノリです。本当にお金がないみたいだけど、あげるのは嫌なので充電の代わりに面白い写真見せてよーと、なんか色々見せてもらいました。インスタを交換してバ〜イ〜っ ( 10件くらいしか投稿してないのに、なぜ1500人もフォローが?!) 




宗教と共に街が発展して、善がある分、なにか悪さをできるというのが表裏一体あるような、街中は嫌ーな類のざわつきも。都会や街というのは、ある程度の善しとする行いと、それは善い行いじゃないと対立する、まさしくバッドマンみたいな構造で出来上がってるんじゃないかな。




悪いことだけってのは生まれない。逆に悪を作ることで善は生まれるみたいな…。その中和の役目が自然や動物なんでしょうね。そう勝手に思うとベジタリアンの気持ちってすごくわかるというか、なるべくどっちの極端にもならないようにしたいというか。


 


街中で、親がいない小さい子供がフラフラといたりするのですが、お金を渡したってそれは将来の為には何もなるわけでもないし、どうしようもできないなぁ…というのが、なんとも歯がゆいのですが、それでも生きているのは、このインドはそれで生きていける、なにか間があるんでしょうね。あの映画、マイケル・ウィンターボトム「イン・ディス・ワールド」を思い出しました。

  

日本はいい国だ!と言われて、ハッと思うのはその”間の感覚”がいま、ほとんど消えてしまってるなぁと。空き地は駐車場やビルになるし、1円でも足りないと買い物はできないし。日本でもビーガンが増えてのは、そのせい…?! 




“ピダハン”を読みながらなインドなので、母親のいない子供は死ぬしかない。それが、運命なのだから私たちは何もできないし、何もしない。と、死にそうだった子供を一時的に助けたとしても、ピダハンは死ぬ運命を引き延ばしてるだけだと、薬を盛って死なせてしまった。それが、ピダハンの生活らしい。


同じように、娘が出産で苦しんでいても、助けない。なぜなら彼女が求めているのは母親だから。母親の代わりはいないと。助けに行ってはダメだ。結局、その娘も子供を産めずに母子供に死んでしまった。




日本でそんなことをしたら犯罪なのですが、圧倒的に日本で少なくなってると感じるそういう ”間”な感覚。酔っ払ってそこらへんで寝るとか、アオカンとか、無駄話だとか、男湯に普通に入ってくる清掃のおばちゃんとか、商店街のガヤガヤとか、ガッツリ刺青が入ってる人が祭の主役になってるとか。きっとこれからもっともっと禁止になってさらに日本から気付いたら消えてしまいそう光景や物事を、いかに残していけるかってのが「うん!日本はサイコーな国だよ!」って、言えるかどうかに、かかってきそうだなーと個人的には思ったりします。新しいものは別にいらなんだよなーもう。




コルカタはずっと何も変わってないそうですねー。なんかそういう止まることが動いてる街って必要だと思うなぁー。そういう点からふだん意識せずにいる宗教、特に日本での宗教の存在って不思議だなぁと。









冠婚葬祭で、バッと色濃く出て来ては突然みんな不思議もなく神道、仏教で。お墓参りとか頻繁に行く人も多いけど。でも毎週、お寺行ってお経唱えてるよーとか言うと「えっヤバくない?」みたいな雰囲気はする感じで。八百万に囲まれて生きてる感覚が、自然とあるんでしょうね。それが観光もつながってるから、もう観光するだけで実は聖地巡礼みたいな。自然すぎて気づかないけど。











で、実用的なほうを…



アムリトサルは思っていた以上に都会というかすごい観光地!ゴールデンテンプルの周りは渋谷みたいに、観光地的な混雑で行ったり来たりするだけで、たくさん声かけられるし、ちょっと辟易。


「ボルダルヘ行ったか?!」と、みんなに聞かれて、なにそれ?と何回きいてもわからず、スペルを書いてもらうと”border” あー、パキスタンとのボーダーのあのやつね!と。インドリッシュはほんと??????となります。まー私もRの発音が足りてなくて、ん?となってしまうことばかりなのですが。





撮っても撮らなくても視線を感じるエニタイム。ってので、ゴールデンテンプルに通いたい場合は食堂のランガル側の方に宿を取った方がノーストレスかもです。




Backpack’s nest は、私がたぶんこっちの方が通いやすいかもー、バスターミナルからも近いしーと選んだ(ような気がする) ですが、ほとんど家ですね。みんな家族みたいに過ごしてて、優しい感じですがほんと最低限でした。でも1泊700円くらいだから全然いいでしょう。夜は犬が超うるさい日がありました。吠えるとみんな反応して、えっ10匹くらいいんじゃない?!って感じな大合唱が、5分おきくらいに続きました。ドミが地下だから、よく聞こえるのかなぁ。wi-ifはバリバリでしたので、適当なYouTubeを MAX気味で聴きながら就寝。みんな掃除も洗濯物定期的にしていて、ボロめですがキレイにはしてます。ホットシャワーも、バランス釜?の設定を間違えなければ10分もすれば、3分くらいは出そうです。たぶん、30分くらいまではお湯は際限なくずっと出る感じでしたー。




ゴールデンテンプルは居心地は…警備の厳しさの方が感じたかなー。バック持ってると、毎回タバコもお酒の持ち込みがないか確認されます。とりわけきっと外国人は。靴や靴下も持ち込み不可なので、ヒンドゥー教のお寺に入る時みたいにパッと脱いでバックに入れられないのも、ちょっと不便。




毎回預けるとコインをもらって、また取りに戻ってきます。


ってので、やっぱりデリーやリシケシ以上に視線を感じるわけですが、みんなボケーっと過ごしてて、昼寝したり瞑想するにはうってつけの場所ですね。




で、インドのお経?のようなシンプルだけどリズミカルな音楽が、ずっと流れているのでなんだかフェス会場のような気持ちにも。視線を感じつつもいるだけで割と気持ちがいいです。が、またしてもいろんな人がけっこー近くに座ってくるので、何目的なのかが謎です。スリをしたいのかなー、ただ話したいのかなー。どちらもボーッとしたい私としては、けっこうなストレス。


 


ベジモモのソースや胡椒は辛い!ちょっと痛い!50ルピー。





インド焼き芋も至る所に。日に日に夜が寒くなる12月半ば。温まります。50ルピー。



で、時間があるからsimでもーと、思ってましたがAirtel はなんだかイマイチ怪しい対応で、先に来てた外国の方がうんざりな表情してたので帰ることに。チャンディーガルから来たら尚のことですが、なんとなく古めなお店しかない。ひたすらに布屋さんばっかりで、初日の日曜日は洋服屋さんの露天商マーケットをしてました。日曜だけだったっぽいので、日曜に来ると面白いかも。200ルピーくらいでちょっと汚れてるけど日本でも履けるなーっていうスウェットを買いました。小さめなサイズが多くて嬉しい!本当観光地なので日常生活に必要なものは買っといた方がいいかもねー。店を探すのが大変。




“世話”の無料食堂のランガル目的で来たわけですが、美味しいんですが、ここに来てちょっと飽きて来て…マックへ!




マックは、マックでした!マハラジャベジ。値段もそんなに変わらないかな。セットで350ルピーくらいで。街中もどこへ行ってもバイクが多くて、ずーーーっとうるさい印象のアムリトサルなので、静かになりたい時はマックやスタバがオススメです。そして、バイクの運転がどこよりも荒い気がします。近い!!!なんか学生街みたいな若者は、かっこつけなのかなんなのか、人をコーナリングみたいにしてる感じも。道狭いし誰も譲らないし、速いし、犬多いし、凧の糸がすごい絡まるし、店多すぎだし、べちゃってしてるとこあるし、かなり注意ですね。クラクションが優しくないクラクションでした。






2Fで注文して、札を入力しておけば持って来てもらえるシステムは秀逸!平井堅さんに似てるんだから、日本でもやればいいのにー。



スタバは高い。ジンジャーフラペチーノとクッキーで780ルピーくらいだったかな。1400円くらい…!?!? 雰囲気からもあっ日本のスタバにいるかのような安心感。




インドの方がオンラインで交渉?みたいなのをしてて、もうシェアオフィスみたいです。ちなみにスタバのWi-FiもOTP認証で、インドナンバーが、必要でした。チクショーっ!











ラッシーは2店舗行きましたが、ハリドワールとかリシケシの方が甘くて濃厚で美味しかったかなぁー。人気店っぽいGIANI PUNJABI LASSI、Abuja Lassiほとんど差を感じませんでした。でも、普通に美味しいよ…!










恒例のスイーツ。Goenka'sは美味しかった!どれも丁寧な感じでこのPINNI SPECIALはもうケーキみたいな味でした。ずっとインドスイーツも、さすがにちょっと飽きてくる。6個くらい買っても200ルピーくらい?でした。

  

と、裸足で歩くのはすごくいいですね。寒いはずなんだけど、寒すぎて熱いドライアイスみたいに、なんか麻痺してきて。オススメは正面から入って、ボケーっと過ごして、18時頃から始まるみんなで唱える教典?の時間を過ごしてから、ランガルを食べて、ランガル食堂から裸足のまま外へと出てグルーっと正面へ回って靴を受け取るのがいい感じです。ある時間になると、座ってる人も歩いてる人も、7割方真ん中へ向かって合掌しながら時々ワーヘーグルーって何回もみんなで言うのですが、あれなんの意味なんだろう。ワーヘー🟰なんか平和っぽいけど。

  



ってなわけで、5日間もいた割には何もしないでグダグダ過ぎたわけですが、ちょっとのんびりするには騒がしい街でしたね〜っ。子供も大人もシク教を、守ってNIKEスウェットにターバンとかは、なんかいい光景でしたし、夜の寒い中でも当たり前に水の中へと入るのはすごいなぁー感じましたが、観光地すぎますね、アムリトサルは。






みんなここから冬山のトレッキングに行ったりするようですが、寒暖差の咳が出るらしく、ゴホゴホしてる欧米人やアジア系の観光客も目立ちました。インド人はみんな元気!!誰も飲み食べ歩きをしてないのが、いつも不思議。スマホを見で歩いる人も、あんまりいないです。






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