「PERFECT DAYS」ヴィム・ヴェンダース

 



なんかホント、自分を見てるみたい!と、すごい思いました。ほんの寝る前に眠気を誘う為のように読む本とか。手を伸ばして電気消すとことか。カギとかを順番に置くとことか。ボケーっと見てなんか微笑むとか。知らない誰かとの ◯ × のやりとりとか。そういう自分のためのルーティーン。


アングル1つで感情をヒシヒシと伝えてくるあたりが、毎日の中にも実際ちょっとした気持ちの違いがあって、ってのが、本当によく伝わってきて。アングル自体がその日の気持ちのセリフになってるなんて。本当に毎日って、やってることはそんなに変わらないけど、気持ちで自分の視点アングルは変わりますよね。それがすごいなぁ。その中で変わらない視点を保って生きていけることが、自分だけの本当のパーフェクトデイズな気もしたけど、、、


それでそこから、終わりのここからまた、悲しいけど嬉しいのもすごいわかって。あの最後のあの表情、すごいなぁー。いろいろと転換の中での些細なことが、次にもつながって。


と、本って作者から読むんじゃなくて知りたいことのテーマで選ぶって今までして来なかったなぁーと。今度そうしてみたくなりました。


きっとこれは、みーーーんなの日々に当てハマる映画なんでしょうね。そういった瞬間の積み重ねで出来てる映画でした。


そして、こういうほんの些細なことが、やっばり全てってぐらい。幸せですよね。


これは、箒で掃いているおばさまを主人公に置き換えても、これは同じお話しができますね。


すごい名作です。


Wがヴィムってことは、ドイツ人なんですね。と。いつも、ジンジャームッシュとなぜか記憶がごっちゃになってしまって。そして、いつも記憶になくなってしまう。ピナ・バウッシュはピナ・バウッシュのことを覚えてるし。映画大好きな方が「ベルリン・天使の詩」が傑作!と教えて頂いて見ようとしたのですが、序盤で謎すぎて、これはまだ私に早すぎた!と。でも、これをきっかけに見れるかもしれません。


なんかコーヒー&シガレッツと、パターソンが頭の中で揺れてました。




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