「マイ・インターン」ナンシー・マイヤーズ






















映画ならではな、正統的な夢を見させてくれる映画。

現実で、これだけ上手くいくことは
ありえないかもしれない。
人の理解は、そこまで綺麗にそれぞれ割り切れないと思う。
でも、人はみんなこんな映画だからこそ出来上がるような素晴らしい人生を、
求めて、夢見て、日々生きてると思う。

リタイア世代はまた自分の活躍できる場を求めて
ウズウズと時間を持て余していたり、
若者はコミュニケーション能力の低さをSNSに託していたり。
それは日本に限ったことじゃないんだとも分かったこの作品。

すごく良かったのが、ラストシーン。
終わり方も素晴らしすぎて、すごくセンスを感じました。

マイ・インターンというタイトルも
私のインターンというのは、固有名詞的に上司からみたインターンと、
私の経験としてのインターンという
2つの意味をかんじとれて、これもまーとてもよくできたタイトルだなぁと。
とにかく上手すぎる。

「恋愛適齢期」の監督らしさがふんだんに感じるのですが、
もっと血みどろな、汚なくて、
どうしようもなく病気的な部分って、みんなあるはずなんだけど、
アルパチーノとアンハサウェイの軽さが、絶妙なんでしょうね。
雇う側が男性でキアヌキーブスで、
雇われる側がウーピーゴールドバーグとかだったら、、、
それでも面白そうです 笑 
ドラマとして、見る感じですね。

そんな中でも、異常さが普通に描かれていて素敵だなっと感じたのは、
送られてきた商品の梱包を写真に収めてるシーン。
夫と子供の話を聞いてるだけど、夢中になってて何も聞こえていないという、
その没頭ぶりのシーンが、さりげなく異常で、
その異常さが会社をあそこまで大きく成長させたことが、
よーくわかるシーンでした。







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